よく聞く退職理由とその対策

IT職は花形の仕事ですが、新卒やキャリアがたくさん入社する反面、退職者も多い職種です。せっかく就いた仕事をなぜ退職するのか、その退職理由を2つ取り上げ対策を考えます。
まず、年収が何年たっても上がらず退職してしまうケースです。IT企業の給与は、20~30時間程度の見なし残業を含めた年収固定が、中小規模の会社では多いようです。中小のIT企業は、案件を一次請けする企業から再委託で業務を請け負うことが多く、発注側は開発費の管理をやりやすくするために固定金額での発注を強く要望し、結果、中小は社員の年収を固定にすることになります。
このため、発注側の1人当たりの予算が上がらないと中小は社員の年収を上げることができません。また、見なし残業を超えてもなし崩し的に超過分が支払われないことも多く、なかなか年収が上がらず生活が苦しくなって退職することになってしまいます。
対策としては、スキルをアップして上位のIT資格も取り、発注側企業に入ることがベストですが、残業手当が実績どおりきっちり支払われる大手の技術者派遣企業に入る選択もあります。
次に、メンタル不調で退職するケースも減らないようです。
情報システムは企業の根幹になりますので、トラブル時は深夜業や徹夜をしてでも修復することを迫られ、大きなプレッシャーがかかります。
また、システム開発業務では納期厳守のため、遅れが発生すると過重労働が続きやすくなり、体調不良からメンタル不調につながるケースも多くみられます。残念なことですので、自分なりのストレス解消法を見つけること、ひとりで抱え込まず上司や同僚に相談する習慣をつけることで防止に努めることが大切です。